実験には三次元内部構造顕微鏡から入手したマウス断面画像やヒト眼球の断面画像を用いた。
マウス断面画像からは胃領域の領域分割を行い、連続100枚の断面画像からの領域分割に成功した(図1)。
また、ヒト眼球の断面画像からは水晶体領域の領域分割を行った(図2)。
この結果は解剖学的知識を持つ人の手作業による領域分割結果(→覺正信徳のページへ)と比較し、全断面を通して90%以上の抽出精度を出すことに成功している(→論文リスト(6))。
ヒト眼球では手作業で作成した領域分割の教師を20断面に1回与えているが、全断面を手作業で行うときと比較するとその効果は大きい。
以上の結果はボリュームレンダリングにより三次元可視化した(図3,4)。
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図1
マウスの胃の領域分割結果(連続100断面のうちの一部抜粋) |
図2
ヒト眼球からの水晶体領域分割結果(連続70断面のうちの一部抜粋) |
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