3. ガイドワイヤの力学モデル
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ガイドワイヤは棒部材とそれを結合する回転ばねにより離散化し、その準静的な変形のみを考慮して定式を行った。ただし、血流の影響は考えないものとした。ポテンシャルエネルギとしてガイドワイヤの曲げおよびねじり変形のみを考慮し、停留ポテンシャルエネルギの原理に基づき定式化した。血管壁は任意の輝度値の等値面により表現する手法を採用した。血管壁とガイドワイヤの接触は輝度値の大きさにより判定し、血管壁の法線ベクトルは輝度値の勾配から算出する。
Y字型血管モデルを用いたガイドワイヤの計算例を図5に示す。血管壁と接触したガイドワイヤ節点は血管壁に沿って進行することが確認できる。 |
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図5
Y字型血管モデルを用いたガイドワイヤの計算例
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